映画『君の名は』を流行らせた策士の名は
映画「君に名は」について
「まだ会ったことのない君を、探している。」
↑このキャッチコピーいいなぁ...
イシです。
今回はいつもの投稿とテイストが違いますが、
なぜ『君の名は』が流行ったのかを自分の経験を含めて考えようと思います。
自分用のメモのようなものなので、散文どうかご了承下さい。
『君の名は』が公開されたのは2016年。この映画を初めて知ったきっかけは、「ファインディングドリー」を観に行った時に見た予告動画です。これを観たときに背筋に衝撃が走ったのを今でも覚えています。映画の公開まで待ちきれずに先に販売されていた小説を買いに行ってしまったほどです。なんと言っても映像、音楽、魅せ方のハーモニーが完璧で美しかったですね^^アニメという域を超えて芸術でした。
私の中では、宣伝が一番ヒットを助長した要素だと思っています。
正直恋愛モノには全く興味がなかったのですが、ちょっとしたミステリー要素を足されるとやっぱり続きが気になります。「君の名は」がただの恋愛物語として宣伝されていたのなら、ここまで流行ることはなかったと思います。むしろただの恋愛ではない何かを予感させた、というのがポイントです。宣伝ではそれが上手く表現されていたと思います。
~本題~
では、この予告はいったい誰が作ったのでしょう?
弭間友子
2017年「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」で大賞に選ばれる
1977年7月3日神奈川県生まれ。明治大学商学部在学中に映画館でのアルバイトを経験。映画宣伝会社レオ・エンタープライズに入社時は、『A.I.』『ハリー・ポッターと賢者の石』などの大作映画の宣伝を担当する。2002年に20世紀フォックス映画宣伝部へ転職。共同ピーアールを経て、2011年に同社関連会社のマンハッタンピープルへ。アニメ映画『けいおん!』の宣伝を担当。2012年、東宝入社。主にアニメ映画を中心に宣伝戦略を立案。映画『君の名は。』については、2014年の企画スタートから関わる。
コチラ↓でインタビューの記事を見ることができます。
このインタビュアーの方も素晴らしいです^^彼女からいろいろな話を聞き出せていますよね。ぜひ読んで欲しい
今回はその中から一部を抜粋しています。
東宝と新海監督は『君の名は』の前作『言の葉の庭』から手を組んでいました。
『言の葉の庭』までの新海監督の作品は大衆向けという感じではなかったのですが、今作でターゲット層をより一般化したことも大ヒットのきっかけの一つ。
脚本を最初の段階から一緒に考えたのも今回が初めての試みだったそうです。新海監督が全ての脚本を手がけていたなら、「君の名は」の最期に2人が再び出会い、希望を残すような終わり方にはしなかったはずです。新海監督の尖ったアイデアが丸みを帯びたことで、結末がより多くの方に受け入れられたのだと感じます。
まるで狙ったようにヒットさせた訳ですが、いつも上手くいくとは限らないみたいです。彼女は「君の名は」が流行った理由を、ツイッターでバズったからだと考えているようです。ターゲット層に届くように新聞にはあまり広告費用を使わず、WEBでの宣伝に力を入れる...隙がないですよね。本当にしっかりとターゲットに届いている。
いつか私もそんなお仕事ができるようになりたいものです^^
~追記~
2018/1/5ののツイッタ―にて、
脚本以前のプロットから、新海監督は終わりの形をハッピーエンドにしていたそうです!
まさかの意外な事実!!!
進化し続ける新海監督、次回はどんな映画を届けてくれるのか楽しみです!